【初心者必見】DJデビューするなら○○が必須!
DJの機材買ってちょっと触れるようになったり、友達の家で練習してみたりして、機会があったら人前でやってみたいなと思っているそこのあなた。そもそもDJってどうやって現場に出ているかご存知でしょうか?
大抵の場合、「オーガナイザー」と呼ばれるイベントの主催者が存在し、その人がDJのブッキングの権限を持っています。つまり、オーガナイザーと知り合わなければDJデビューすることもできないということです。オーガナイザーと知り合う方法は直接イベントに遊びに行くのが一番ですが、なんとか面識を持つことができたとしても、その先に繋げるにはもうひと工夫が必要です。
オーガナイザーに会ったら必ず持っておいたほうがいいものは?
それは「自分のDJプレイを録音した音源」です。
いわゆるDJMixというもので、アーティストのボートフォリオですよね。これが無いとオーガナイザーもあなたがどんなDJをするのかイメージしづらいので、安心してブッキングすることができません。自分はこういうDJをしますということをちゃんと伝えることが一番重要です。
しかし、このご時世CDに焼いて持ち歩いても、相手がCDを再生できる環境を持っていない人もいます。渡しても聞いてもらえなかったら意味がありません。そこで一番手軽に使えるのが「Mixcloud」です。
Mixcloudを選ぶ理由
MixcloudはDJmixの視聴に特化した無料のストリーミングサービスで、だれでも自由にmixを聞いたり、自分の音源をアップロードすることができます。YouTubeのようにわざわざ動画にする必要もありませんし、SoundCloudのように無料でアップロードできる楽曲数に制限があったりすることもありません。もちろんスマホアプリでバックグラウンド再生しながら視聴することもできます。
世界的に有名なDJも多く利用しているサービスで、DJのLIVE音源が豊富にアップロードされているので、ミックスの仕方などの勉強にも有効です。ちなみに私はDJを初めて間もない頃から、CARL COXがIbizaの「Space」でプレイしていたときの音源でかなり勉強させてもらいました。
ということで、ここに音源をアップロードしてポートフォリオ代わりにしてしまいましょう。そうすればURLを渡すだけでいつでもオーガナイザーにMixを聞いてもらうことができます。
ちなみに余談ですが、SoundCloudとの大きな違いは、規約の関係でMix音源やPodCast向けの音源しかアップロードしてはいけないことになっている点が挙げられます。音源の時間が短いとアップロードできません。(おそらくですが著作権の取扱の問題が関係しているのではないかと思います。)
音源はどうやって録ればいいの?
PCDJの方は、大抵のDJソフトに録音機能がついていますし、USBやCDなどでDJされる方は、ミキサーのRECOUT端子(録音用に設けられた出力端子)もしくは、MONITOR端子(MASTER端子から分岐ケーブルでもOK)を使用して、
- リニアPCMレコーダーに録音してPCに取り込む
- オーディオインターフェースを介してPCに直接録音
という方法があります。
Mixcloudはアップロードできるファイル容量が1音源あたり300MBまでとなっているので、wavやaiffなどの非圧縮音源で録音した場合は、MP3などの圧縮音源にエンコードする必要があります。
Macの方はiTunesにエンコード機能がついているので、
iTunes>環境設定>読み込み設定>MP3エンコーダを選択して、設定で音質を選択(MP3だと320kbpsが最高音質)。Windowの方はフリーソフトが山ほどあるのでお好きなものを使ってください(Windows10だとこういうのとか)。
変換して300MB以下に収まったらアップロードしてみましょう。アップロードの際に必要な情報は、
1.Mixのタイトル
2.Mixの説明
3.メインカテゴリーとサブカテゴリー(タグ)
4.カバーアート
この4つになります。カバーアートは自作してもいいですし、「canva」という無料でカバーアートが作れるサービスもあります。
Mixcloudで再生数を伸ばすには?
検索する人はジャンル名や季節、国名など、聞きたい曲の雰囲気から推測するキーワードで検索するので、自分のMixに興味を持ってくれそうな人、興味を持ってもらいたい人を想像してタイトルやカテゴリーを設定すると良いでしょう。(私は夏っぽいMixならタイトルにそのまま”Summer”とか入れちゃいます)
またMixcloudにはランキング機能があり、設定したカテゴリーやタグの中で、他の同カテゴリーの楽曲と比べて一定期間内に再生が多かったものは、カテゴリータグの右に順位が表示されます。公開したらすぐにSNSでシェアして、友人やフォロワーに広く知ってもらい、いち早く再生数を伸ばすことを意識すると、ランクインしやすくなります。
さて、機材を買ったものの、気づけばインテリア化してしまっているというそこのあなた、今すぐMixを録ってMixcloudにアップしてみましょう。
現場からは以上です。