【初心者必見】実はSDメモリーカードでもDJできます。
こんにちは、DJをする際、USBでプレイする人は多いと思いますが、実は、Pioneer DJ2000以降の後継機には、SDカード差し込み口があるのをご存知ですか?スマートフォンやデジタルカメラで、データを記録するために使われるSDメモリーカードですが、実はUSBの代わりにSDメモリーカードも使用できるんです。
5年間現場でDJをしてきましたが、今まで一人だけUSBでプレイされている方を見かけました。SDカードは現場のDJで、かなり少ない人しか使っていないのですが、気になったので調べてみました。
ポイントは「種類」「容量」「速度」
電化製品店で「容量」だけで比べると価格にばらつきがあります。128GBのSDカード/microSDカードも2,000円程度なので、予算に余裕がある人は容量の多い128GBを選んでもいいかもしれません。
※キヤノンのデジタルカメラ「PowerShot SX740 HS」のスペック
容量についてもうひとつ覚えておきたいのが「容量ロゴ表示」。SDカード/microSDカードのパッケージやカード本体を見ると、「SDHC」や「SDXC」などと記載されています。これが「容量ロゴ表示」です。
何をあわらしているかというと、その名の通り容量のこと。「容量ロゴ表示」には、「SD」「SDHC」「SDXC」「SDUC」の4つがあります。
ちなみに、Pioneer CDJ-2000は、SD メモリーカード: 8 MB ~ 2 GB、SDHC メモリーカード: 4 GB ~ 32 GBに対応しています。「容量ロゴ表示」で気をつける点は、ホスト機器によって使えるカードが異なりますので、あらかじめしらねておくことが大切です。
快適さにこだわるなら「速度」もチェック
SDカードの転送速度はとても重要なスペックです。「速度」といっても「スピードクラス」「書き込み速度」「読み取り速度」の3つの項目をチェックする必要があります。
「スピードクラス」は、最低でもこれだけの速度で書き込めるという性能を表す値です。具体的には、「スピードクラス」「UHSスピードクラス」「ビデオスピードクラス」という3つの指標があります。
「スピードクラス」とは動画撮影、ビデオ録画に必要な「最低転送速度」のこと。つねに楽曲を書込む必要がありますので、速度は早い(数が大きい)ものを選ぶようにしましょう。
「書き込み速度」は、スピードクラスが最低速度なのに対して、最高速度のこと。SDカード/microSDカードへどれだけ速くデータを書き込めるのかを表しています。
- Class2 … 読み書き時のデータ転送速度が最低 2MB/秒
- Class4 … 読み書き時のデータ転送速度が最低 4MB/秒
- Class6 … 読み書き時のデータ転送速度が最低 6MB/秒
- Class10 … 読み書き時のデータ転送速度が最低 10MB/秒
「UHSスピードクラス」は、通常のスピードクラスよりも更に高速転送を可能とする場合に付けられるクラスで、Ultra High Speedの略となっています。
- UHS Speed Class 1 … 読み書き時のデータ転送速度が最低 10MB/秒
- UHS Speed Class 3 … 読み書き時のデータ転送速度が最低 30MB/秒
※いずれもUHSインターフェース対応機器のみ使用可
次は、「読み取り速度」についてです。SDカード/microSDカードからパソコンへデータを転送する時間に関係しています。読み取り速度が速いほうが短時間でパソコンにデータを転送できるので、作業効率アップにつながります。しかし、メーカーや製品によって公表されていない場合があります。
まとめ
Dメモリーカードを買う時は、まず自分の使うDJ機器がSDカードに対応しているかを確認しましょう。DJ機材によっては、「SDXC」は対応していないこともありますのでご注意です。
SDカードを買う場合は容量以外にもチェックすべき項目がたくさんあります。
みなさま、よいDJライフを!現場からは以上です。